あなたの血液の数値は素晴しい。全く問題はない。
【60代/男性】
セピア色になった入会日
「このままではあなた問題だよ。毎年悪くなりつつあるが、今年はひどすぎる。コレステロールは250だし、血圧も高い。それに空腹時血糖値は143もある。あきらかに糖尿病予備軍だね。まだ若いからいいが、このままだとあなた、いずれ脳梗塞か心臓発作で倒れるよ、という宣告を受けたのが、四十九才の春だった。ところが医者の予言は思ったより早くやってきた。
その年の暮れ、コップを握ろうとすると手からスルリと抜けていく、座っていて立とうとするとふらっとする。それに呂律も少々怪しくなってきた。私は心配しつつも疲れだろうと思い、医者に行かなかった。いつもそうなるわけではなかったからだ。暮も押しつまり、日めくりカレンダーも残り数枚のころ、やはり飲んで帰り、疲れたので、新日本橋から総武快速のグリーン車で帰った。船橋で下車し、タクシー乗り場まで行った。客が並んで待っていた。私もその列についた。暫らくすると、私の前の人、後の人がしきりに私の足元を見る。どうしたのだろうと思って足元を見たら裸足である。裸足で改札を出て、ここまで歩いてきたのだ。だが裸足の感覚がない。靴をグリーン車で脱ぎ、置いてきたのだろう。さすがにショックだった。翌日会社を休み、市の病院へ行き、神経内科で病状を話し、頭部の輪切りの写真を撮ってもらった。そのまま年末、正月休みとなった。休みも気が休まらない。脳梗塞で寝たきりか、心臓発作で終りか、でも家のローンも残っているし、子供達もまだ小さい。頭に浮んでくるの最悪の状況ばかりだ。
年が明けるのを待ちかね、病院へ結果を訊きに行った。『一過性脳虚血発作』という診断だった。
以上がナスへ入会の動機だ。以来運動を主体として食生活、アルコールの生活を改めた。体重は当時から12キロ落した。コレステロールも今では180、そのうち善玉が70だ。善玉は運動で増えるらしい血圧も正常血糖値は100まで下がった。問題のない体になったらしい。だが、世の中、全てがうまくいかないものだ。今度は歯がおかしくなった。生れて二回目の歯医者である。今、歯の治療に専念している。先日医者に検査してもらい、歯の話しをした。「Oさん、あなたの血液の数値は素晴しい。全く問題はない。だがあなたの歯は後二十年保つだろうか」と言われた。家内、娘達は、こんな私を「ナス病い」だと冷やかす。いくら周りに何を云われても止めない。
ナス通いは私の健康の源だと私が一番知っているからだ。さて、今日も行くか。
NASの日頃のご利用方法(頻度、利用内容等)
週三回、ないし四回ナスに行きます。水中ウォーキング40分、水泳自由形1000メートル、その後サウナがいつものパターンです。
50才の頃と体型はあまり変わっていません。

