腕の筋肉の名前・読み方・役割は?部位ごとの鍛え方も徹底解説

腕の筋肉を効率よく鍛えるには、各筋肉の名前や役割を知ることが第一歩となります。腕には複数の筋肉があり、それぞれ異なる動きを担っています。名前や読み方、はたらきが分かれば、目的に合った筋トレを選びやすくなるでしょう。
当記事では、腕の主な筋肉の名前・読み方・役割と、部位ごとの鍛え方を分かりやすく紹介します。腕周りを引き締めたい方や、トレーニングの効率を高めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Toggle腕の筋肉の名前・読み方一覧

腕は複数の筋肉で構成され、曲げる・伸ばす・ひねるといった多彩な動作を生み出しています。まずは主な筋肉の名前と読み方、はたらきを表で確認しましょう。
| 筋肉名 | 読み方 | はたらき |
|---|---|---|
| 上腕二頭筋 | じょうわんにとうきん | 肩甲骨の関節上結節から橈骨をつなぐ筋肉と、烏口突起から橈骨までの2つの頭(筋肉が骨につく部分)を持つ。いわゆる「力こぶ」の筋肉で、腕を曲げる・ひねるときにはたらく。 |
| 上腕三頭筋 | じょうわんさんとうきん | 上腕の後ろ側に位置し、長頭・外側頭・内側頭の3つの頭を持つ筋肉。肘を伸ばす動作の主役で、二の腕の引き締めに関わる。 |
| 三角筋 | さんかくきん | 肩を覆うように広がる筋肉で、前部・中部・後部に分かれる。腕を前後・横に持ち上げる動作にはたらき、肩の丸みをつくる。 |
| 前腕屈筋群・前腕伸筋群 | ぜんわんくっきんぐん・ぜんわんしんきんぐん | 肘から手首にかけての前腕の手のひら側・手の甲側に位置する筋肉群。屈筋群は手首や指を曲げる動き、伸筋群は手首や指を伸ばす動きを担う。 |
腕の筋肉は、上腕にある上腕二頭筋・上腕三頭筋・三角筋と、前腕にある前腕屈筋群・前腕伸筋群に大別できます。それぞれが連動して、物を持ち上げたり押し出したりといった日常動作を支えているのが特徴です。役割が異なるため、鍛えたい部位に合わせてトレーニングを選ぶことが大切です。
下記の記事で、腕の筋肉をより詳しく解説しています。腕を鍛えるメリットも紹介していますので、合わせて参考にしてください。
【筋肉別】腕の筋肉の効果的な筋トレメニュー
腕の各筋肉には、特性に合った効果的な筋トレメニューがあります。狙った部位を意識して取り組むと、効率よく強化できます。ここでは、筋肉ごとにおすすめのトレーニングを紹介します。
上腕二頭筋の鍛え方

上腕二頭筋は、肘を曲げる・前腕をひねる動作で主に使われる筋肉です。鍛えると「力こぶ」が発達し、見た目の変化を感じやすい部位と言えます。ここではパームカール・チンアップ・アームカールの3種目を紹介します。
■パームカール
道具を使わず、手のひら同士で押し合って負荷をかけるトレーニングです。やり方は下記の通りです。
- 片方の手のひらを上に向け、胸の前に出す
- もう一方の手を上から重ね、下方向に押す
- 下の手で押し返すように肘を曲げ、ゆっくり戻す
- 約10回×2~3セットを目安に行う
上の手で押す力を変えて負荷を調整するのがポイントです。反動を使わずに、上腕二頭筋を意識して取り組みましょう。
■チンアップ
鉄棒やバーを使った、自重トレーニングの代表種目です。やり方は下記の通りです。
- 手のひらを自分側に向け、肩幅程度でバーを握る
- 体を真っすぐ保ち、肘を曲げて顎をバーの高さまで引き上げる
- ゆっくり下ろし、肘が伸びきる手前で止める
- 約5~10回×2~3セットを目安に行う
反動を使わず、腕の力で引き上げるよう意識しましょう。また、肩甲骨を下げ、肩がすくまないように注意します。
■アームカール
ダンベルを使い、肘を曲げ伸ばしする基本トレーニングです。やり方は下記の通りです。
- 足を肩幅に開き、両手にダンベルを持って腕を体側に下ろす
- 肘を体に固定し、手のひらを上に向けながら肘を曲げる
- ゆっくり下ろし、肘が伸びきる手前で止める
- 約10~12回×2~3セットを目安に行う
肘の位置を動かすと上腕二頭筋への負荷が逃げるため、固定できているか意識しながら取り組むのがポイントです。重量よりも、正しいフォームを優先しましょう。
上腕三頭筋の鍛え方
上腕三頭筋は、肘を伸ばす動作で主に使われる筋肉です。二の腕の後ろ側に位置し、引き締めたい部位として注目されています。ここではフレンチプレス・キックバック・ナロープッシュアップの3種目を紹介します。
■フレンチプレス
ダンベルを頭の後ろで上下させ、上腕三頭筋を集中的に鍛える種目です。やり方は下記の通りです。
- 椅子に座り、両手で1つのダンベルを持って頭上に構える
- 肘の位置を固定し、ダンベルを頭の後ろにゆっくり下ろす
- 肘を伸ばし、ダンベルを元の位置に戻す
- 約10~12回×2~3セットを目安に行う
肘を外側に開かず、頭に近づけた状態を保ちます。重すぎるダンベルは肩を痛める原因となるため、無理は避けましょう。
■キックバック
ダンベルを後方に蹴り上げるような動きで上腕三頭筋を鍛えます。やり方は下記の通りです。
- 片手にダンベルを持ち、上半身を前に倒し、反対の手を椅子などに添える
- 肘を体側に固定し、肘から先だけを後方に伸ばす
- 腕が伸び切ったら、ゆっくり戻す
- 左右約10~12回×2~3セットを目安に行う
肘の位置を動かさず、肘から先だけを動かすよう意識しましょう。背中を丸めず、体幹を安定させるのがポイントです。
■ナロープッシュアップ
両手の幅を狭めて行う腕立て伏せで、上腕三頭筋に強く刺激が入ります。やり方は下記の通りです。
- 両手を肩幅より狭くつき、足はそろえて体を一直線にする
- 肘を体に沿わせ、ゆっくり胸を床に近づける
- 床を押すように体を持ち上げる
- 約10回×2~3セットを目安に行う
肘は外側に開かず、体側に沿わせます。体が反ったり丸まったりしないよう、お腹に力を入れて取り組みましょう。
三角筋の鍛え方

三角筋は肩を覆う筋肉で、前部・中部・後部に分かれています。鍛えると肩に丸みが出て、上半身に立体感が生まれるのが特徴です。ここではパイクプッシュアップ・サイドプッシュアップ・ショルダープレスの3種目を紹介します。
■パイクプッシュアップ
お尻を高く突き上げた姿勢で行う腕立て伏せで、三角筋前部に刺激が入ります。やり方は下記の通りです。
- 床に手と足をつき、お尻を高く突き上げて体を「く」の字にする
- 肘を曲げ、頭を床に近づけるように体を下ろす
- 床を押すように肘を伸ばし、元の姿勢に戻る
- 約8~10回×2~3セットを目安に行う
体は「く」の字を保ち、腰を反らさないよう意識しましょう。肩関節への負担を避けるため、無理のない範囲で行ってください。
■サイドプッシュアップ
体の側面を意識して行う腕立て伏せで、三角筋中部を鍛えます。やり方は下記の通りです。
- 横向きに寝て、上側の腕を床について体を支える
- 下側の腕は体の前で組む
- 床を押して体を持ち上げ、ゆっくり下ろす
- 左右約10回×2~3セットを目安に行う
体を真っすぐに保ち、ねじれないように注意しましょう。反動を使わず、肩の力で持ち上げます。
■ショルダープレス
ダンベルを頭上に押し上げる種目で、三角筋全体を鍛えられます。やり方は下記の通りです。
- 椅子に座り、両手にダンベルを持って肩の高さに構える
- 手のひらを前に向け、肘を伸ばしながら頭上に押し上げる
- ゆっくり元の位置に戻す
- 約10回×2~3セットを目安に行う
背中を反らさず、お腹に力を入れて姿勢を安定させましょう。肘を伸ばしきる手前で止めると、三角筋への負荷が抜けにくくなります。
前腕屈筋群・前腕伸筋群の鍛え方
前腕屈筋群と前腕伸筋群は、手首や指を動かす筋肉群です。握力や物をつかむ力に直結し、日常動作の安定にも関わります。ここではフィンガープッシュアップ・ダンベルリストカール・リバースリストカールの3種目を紹介します。
■フィンガープッシュアップ
指先で体を支える腕立て伏せで、前腕や指の筋肉を強化します。やり方は下記の通りです。
- 両手の指先を床につき、足は肩幅程度に開いて体を一直線にする
- 肘をゆっくり曲げ、胸を床に近づける
- 床を押すように体を持ち上げる
- 約5~10回×2~3セットを目安に行う
指先に負担がかかるため、初心者は膝をついた姿勢から始めましょう。指を痛めないよう、無理のない範囲で行ってください。
■ダンベルリストカール
手首を曲げる動作で前腕屈筋群を鍛えるトレーニングです。やり方は下記の通りです。
- 椅子に座り、太ももの上に前腕を乗せ、手のひらを上に向けてダンベルを持つ
- 手首を巻き込むように曲げ、ダンベルを持ち上げる
- ゆっくり元の位置に戻す
- 約15~20回×2~3セットを目安に行う
前腕を太ももから浮かせず、手首だけを動かします。軽めの重量で回数をこなすと効果的です。
■リバースリストカール
手の甲側に手首を反らす動きで、前腕伸筋群を鍛えます。やり方は下記の通りです。
- 椅子に座り、手のひらを下に向けてダンベルを持つ
- 前腕を太ももに乗せ、手首だけを反らすようにダンベルを持ち上げる
- ゆっくり元の位置に戻す
- 約15~20回×2~3セットを目安に行う
手首を痛めやすいため、軽めの重量から始めましょう。動作中は前腕を固定し、手首だけを動かしてください。
まとめ
腕の筋肉は、上腕二頭筋・上腕三頭筋・三角筋・前腕屈筋群・前腕伸筋群と多岐にわたり、それぞれ動きや役割が異なります。鍛えたい部位を明確にし、適したトレーニングを選ぶと、効率よく強化できるでしょう。
1人で続けるのが難しい場合は、専門知識を持ったトレーナーに相談するのも1つの方法です。 スポーツクラブNASでは、目的に応じた本格的なトレーニング環境を用意しています。腕周りを効率よく鍛えたい方は、ぜひお近くの店舗をチェックしてみてください。
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