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1日の消費カロリーは何kcal?男女・年齢別の計算方法

1日の消費カロリーは何kcal?男女・年齢別の計算方法
更新日:公開日: ダイエット

ダイエットや体重管理を始めるとき、まず気になるのが1日の消費カロリーではないでしょうか。消費カロリーは性別や年齢、活動量によって大きく異なるため、一律の数値で判断するのは難しいと言えます。当記事では、男女・年齢別の消費カロリーの目安や計算方法、ダイエット中に意識したい適正カロリー量について解説します。無理なくダイエットや体づくりを進めたい方は、ぜひ参考にしてください。

1日あたりの消費カロリーは何kcal?自分の消費カロリーの計算方法

1日の消費カロリーの目安は、以下の式で計算できます。

1日の消費カロリーの目安=基礎代謝量 × 身体活動レベル

基礎代謝量とは、呼吸や体温維持など、生命活動を保つために必要な最低限のエネルギーのことです。何もせずじっとしていても消費されるエネルギー量を指します。

身体活動レベルは、日常生活でどの程度体を動かしているかを示す指標です。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、年齢別に3段階で示されています。以下の表で、各レベルの基準も合わせて確認してください。

レベル基準

レベルI(低い) 生活における大部分が座位で、ほとんど運動をしない
レベルII(ふつう) 座位の生活が中心だが、軽い運動など一定の活動量がある
レベルIII(高い) 肉体労働をしている、または日常的に運動・スポーツをしている

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

身体活動レベル(男女共通)

年齢(歳) レベルI(低い) レベルII(ふつう) レベルIII(高い)
1~2 1.35
3~5 1.45
6~7 1.35 1.55 1.75
8~9 1.40 1.60 1.80
10~11 1.45 1.65 1.85
12~14 1.50 1.70 1.90
15~17 1.55 1.75 1.95
18~29 1.50 1.75 2.00
30~49 1.50 1.75 2.00
50~64 1.50 1.75 2.00
65~74 1.50 1.70 1.90
75以上 1.40 1.70

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

男性の1日あたりの消費カロリー

男性の年齢別の基礎代謝量は、以下の表の通りです。

男性の1日あたりの基礎代謝量

年齢(歳) 男性A:基礎代謝量基準値(kcal/kg体重/日) 男性B:参照体重(kg) 男性(A×B)(kcal/日)
1~2 61.0 11.5 700
3~5 54.8 16.5 900
6~7 44.3 22.2 980
8~9 40.8 28.0 1,140
10~11 37.4 35.6 1,330
12~14 31.0 49.0 1,520
15~17 27.0 59.7 1,610
18~29 23.7 63.0 1,490
30~49 22.5 70.0 1,570
50~64 21.8 69.1 1,510
65~74 21.6 64.4 1,390
75以上 21.5 61.0 1,310

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

男性の基礎代謝量は15~17歳の約1,610kcal/日がもっとも高く、成人以降は年齢や参照体重によって前後しながら、高齢期にかけて低下する傾向があります。18~29歳では約1,490kcal/日、30~49歳では約1,570kcal/日、50~64歳では約1,510kcal/日が目安です。

1日の消費カロリーの目安は、基礎代謝量に身体活動レベルを掛けます。たとえば30~49歳で活動量がふつうの男性なら「約1,570kcal×1.75=約2,748kcal」となります。

女性の1日あたりの消費カロリー

女性の年齢別の基礎代謝量は、以下の表の通りです。

女性の1日あたりの基礎代謝量

年齢(歳) 女性A:基礎代謝量基準値(kcal/kg体重/日) 女性B:参照体重(kg) 女性(A×B)(kcal/日)
1~2 59.7 11.0 660
3~5 52.2 16.1 840
6~7 41.9 21.9 920
8~9 38.3 27.4 1,050
10~11 34.8 36.3 1,260
12~14 29.6 47.5 1,410
15~17 25.3 51.9 1,310
18~29 22.1 51.0 1,130
30~49 21.9 53.3 1,170
50~64 20.7 54.0 1,120
65~74 20.7 52.6 1,090
75以上 20.7 49.3 1,020

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

女性の基礎代謝量は12~14歳の約1,410kcal/日がもっとも高く、成人以降は年齢や参照体重によって前後しながら、高齢期にかけて低下する傾向があります。18~29歳で約1,130kcal/日、30~49歳で約1,170kcal/日、50~64歳で約1,120kcal/日が目安です。

計算式は男性と同様で、基礎代謝量に身体活動レベルを掛けます。30~49歳で活動量がふつうの女性なら「約1,170kcal×1.75=約2,048kcal」が1日の消費カロリーの目安となります。

1日に必要な適正カロリー量はどの程度?

1日に必要な適正カロリー量は、年齢と身体活動レベル、体重をもとに決まります。適正カロリー量を把握しておくと、食事量を調整するときの指標として役立ちます。ここでは厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」を参考に、男女別・年齢別の適正カロリー量を確認しましょう。

男性の1日あたりの適正カロリー量

男性の活動量別の1日に必要な適正カロリー量は、体重1kgあたりで以下の通りです。

男性の活動量別の1日の必要カロリー量(体重1kgあたり)

年齢(歳) 男性 低い 男性 ふつう 男性 高い
1~2 82.4
3~5 79.5
6~7 59.8 68.7 77.5
8~9 57.1 65.3 73.4
10~11 54.2 61.7 69.2
12~14 46.5 52.7 58.9
15~17 41.9 47.3 52.7
18~29 35.6 41.5 47.4
30~49 33.8 39.4 45
50~64 32.7 38.2 43.6
65~74 32.4 36.7 41
75以上 30.1 36.6

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

体重1kgあたりの数値を活用すると、自分の体重に合わせた適正カロリー量を算出できます。体重70kgで30~49歳・活動量ふつうの男性なら「70×39.4=約2,758kcal」が1日の目安です。

体重を基準とせず、簡易的に計算する場合の標準的な目安は以下の表の通りです。

男性の活動量別の1日の必要カロリー量目安

年齢 男性 低い 男性 ふつう 男性 高い
0~5か月 550
6~8か月 650
9~11か月 700
1~2歳 950
3~5歳 1,300
6~7歳 1,350 1,550 1,750
8~9歳 1,600 1,850 2,100
10~11歳 1,950 2,250 2,500
12~14歳 2,300 2,600 2,900
15~17歳 2,500 2,850 3,150
18~29歳 2,250 2,600 3,000
30~49歳 2,350 2,750 3,150
50~64歳 2,250 2,650 3,000
65~74歳 2,100 2,350 2,650
75歳以上 1,850 2,250

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

活動量ふつうの男性の場合、18~29歳で約2,600kcal、30~49歳で約2,750kcal、50~64歳で約2,650kcalが目安です。30歳以降は高齢になるほど必要なカロリー量が減り、75歳以上では約1,850~2,250kcalまで下がります。

女性の1日あたりの適正カロリー量

女性の活動量別の1日の必要カロリー量は、体重1kgあたりで以下の通りです。

女性の活動量別の1日の必要カロリー量(体重1kgあたり)

年齢(歳) 女性 低い 女性 ふつう 女性 高い
1~2 80.6
3~5 75.7
6~7 56.6 64.9 73.3
8~9 53.6 61.3 68.9
10~11 50.5 57.4 64.4
12~14 44.4 50.3 56.2
15~17 39.2 44.3 49.3
18~29 33.2 38.7 44.2
30~49 32.9 38.3 43.8
50~64 31.1 36.2 41.4
65~74 31.1 35.2 39.3
75以上 29 35.2

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

体重55kgで30~49歳・活動量ふつうの女性なら「55×38.3=約2,107kcal」が1日の適正カロリー量の目安です。

体重を基準とせず、簡易的に計算する場合の標準的な目安は、以下の表の通りです。

女性の活動量別の1日の必要カロリー量目安

年齢 女性 低い 女性 ふつう 女性 高い
0~5か月 500
6~8か月 600
9~11か月 650
1~2歳 900
3~5歳 1,250
6~7歳 1,250 1,450 1,650
8~9歳 1,500 1,700 1,900
10~11歳 1,850 2,100 2,350
12~14歳 2,150 2,400 2,700
15~17歳 2,050 2,300 2,550
18~29歳 1,700 1,950 2,250
30~49歳 1,750 2,050 2,350
50~64歳 1,700 1,950 2,250
65~74歳 1,650 1,850 2,050
75歳以上 1,450 1,750

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

活動量ふつうの女性の場合、18~29歳で約1,950kcal、30~49歳で約2,050kcal、50~64歳で約1,950kcalが目安です。

また、妊娠中や授乳中は通常より多くのエネルギーが必要になります。そのため、上記の表に下記の表の付加量を足して計算します。

妊婦(付加量)

区分 付加量(kcal/日)
初期 +50
中期 +250
後期 +450

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

授乳婦の付加量

区分 付加量(kcal/日)
授乳婦 +350

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

妊娠初期は約+50kcal、中期は約+250kcal、後期は約+450kcalを上乗せして摂る必要があります。授乳中は約+350kcalが目安です。胎児の成長や母乳分泌に必要なエネルギーを補うための数値とされています。

ダイエットのために消費カロリーを意識し始めた人が気をつけること

ダイエットのために消費カロリーを意識し始めたときは、いくつかの注意点があります。極端なカロリー制限は健康を損なうおそれがあり、リバウンドの原因にもなりかねません。ここでは、ダイエット中に気をつけたい3つのポイントを紹介します。

摂取カロリーを減らせば痩せ続けるわけではない

摂取カロリーを減らすと、一時的には体重が落ちます。しかし、食事量を大幅に減らした状態が続くと、体は省エネモードに切り替わり、筋肉量も少しずつ減少します。筋肉は基礎代謝の維持に深く関わる組織です。筋肉量が減ると基礎代謝も下がるため、同じ食事量でも以前より痩せにくい体になってしまいます。

体重を減らすペースの目安は、1か月あたり体重の約5%以内が無理のない範囲とされています。体脂肪を1kg減らすには約7,200kcalを消費する必要があるため、極端な食事制限ではなく、運動と組み合わせて少しずつ消費していくのが理想的です。

カロリーを極端に制限すると体を壊すリスクが高い

身体活動量に応じた最低限のカロリーを摂取しないと、体は飢餓状態に陥ります。飢餓状態が続けば、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下、貧血、生理不順などのトラブルを招くおそれがあります。

さらに、極端な制限は太りやすく痩せづらい体質を作り出す原因にもなりかねません。エネルギー不足の状態が長く続くと、次に入ってきた栄養を脂肪として蓄えやすくなるためです。ダイエット中であっても、1日に必要なエネルギー量を極端に下回らないよう注意が必要です。

まずは現在の消費カロリーを把握した上で、そこから約200~500kcal程度を差し引くなど、無理のない範囲で調整しましょう。

栄養バランスを意識する

カロリーだけを意識すると、栄養が偏ってしまうおそれがあります。健康的に痩せるためには、PFCバランスを意識した食事が欠かせません。

PFCバランスとは、たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)の摂取比率のことです。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、1歳以上の目標量としてたんぱく質13~20%(50歳以上は下限が15~20%)、脂質20~30%、炭水化物50~65%が示されています。

特にダイエット中は、筋肉量の維持のためにたんぱく質をしっかり摂ることが大切です。鶏むね肉や魚、卵、大豆製品など、良質なたんぱく質を含む食材を毎食取り入れると良いでしょう。プロテインを上手に活用するのも1つの方法です。

運動と組み合わせれば、より効率的に体脂肪を減らせます。筋トレや有酸素運動を取り入れて、無理のないペースでダイエットを進めましょう。下記の記事で、健康的に痩せるための食事やダイエット方法について解説していますので、合わせて確認してみてください。

まとめ

1日の消費カロリーは、基礎代謝量と身体活動レベルから算出でき、性別や年齢、活動量によって大きく異なります。自分の適正カロリー量を把握すれば、無理のないダイエットや健康的な体重管理に役立ちます。極端な食事制限ではなく、PFCバランスを意識した食事と運動を組み合わせるのが、健康的に痩せるための近道です。

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